お金を管理できる人は先に必要な分だけ貯蓄に回し、残ったお金でやりくりしていきます。

 

 

目に映る欲しい物を先に追いかけていくと、貯蓄などできる筈がないからです。

 

 

これは時間の管理についても同じことが言えます。

まずは、遊びであっても休みであっても、あなたにとって価値のある時間については予定を先にいれてしまうことです。

  

  

そして、その予定を差し引いた後の時間で結果を出せるように方法を考えるのです。

残ったお金で貯金しようと思ってもできないのと同じように、余った時間で何かしようと思っても、まず時間は余りません。

  

  

遊びの予定さえ先に入れてしまえば、プライベートが充実するだけでなく、時間的な制約があるおかげで、仕事の効率も格段に上がります。

 

 

時間的な制約がない間は集中を維持することができない上、その仕事が必要なものなのか、そうでないのかの判断も甘くなっています。

 

 

目の前の仕事を積み上げ方式で処理してしまい、無意識のうちに残業を前提として自分なりの満足度で仕事を終わらせるまでを期限としてしまうからです。

 

 

スケジュールが空白なら、仕事のアポイントは知らず知らずのうちに入りますし作業は自然と遅滞してしまうのです。

 

 

先に予定さえ入れてしまえば、その予定以外の時間で結果を出すことが前提になり、捨てる、減らす、同時進行させる、スピードを上げる、などといった効率化のための頭を使った工夫が当然必要になり、自ずと時間の使い方も変わってきます。

 

 

これは仕事に充てることができる時間的な資源を減らすことにより、自ら仕事に締切を設定していくようなもので、その予定に間に合うよう逆算で仕事をこなすようになります。

 

 

ゴールから発想する習慣が身につき、仕事量や時間の流れを全体から意識できるようにもなります。

 

 

一見不可能に思えるような時間的な制約を受けながら結果を出そうとすると、その心理的な負担はかなり大きくなります。

 

 

しかし、その負担の中結果を出すということを何度も繰り返していくうち、あなたのスピードと能力はどんどんあがっていくのです。

 

 

深いカタルシスは大きな心理的負担を伴った作業の中にこそあり、能力の向上は深いカタルシスの中にあるのです。

 

 

一方、時間的な制約を受けながら結果をだそうとすると、仕事の質を低下させると思われるかもしれませんが、実際にはそんなことはほぼありません。

 

 

仕事のスピードと質は比例するものだからです。

負荷に慣れるまでは、時に余計な力みや焦りから多少のミスを誘発するかもしれませんが、常に時間的な制約があれば、頭を使った効率化のための工夫とスピードを身につけざるを得ません。

 

 

頭を使った効率化のための工夫とスピードを身につけることができれば仕事の質は格段に向上します。

 

 

どの世界でも一流というレベルに達している人たちの仕事はとても早く、良質です。

 

 

随分前ですが、「料理の鉄人」という番組では、どの料理人も限られた時間で超一流の料理を作り上げていました。

 

 

手際の悪い料理人など一度たりとも見たことありませんよね。

少なくとも僕はビジネスの世界で仕事の遅い一流というものには出会ったことがありません。

 

 

一流の人は時に美しさすら感じさせる程の工程で抜群の成果物を仕上げます。

仕事の質を上げるためには、しっかり時間をかける必要があるという言い分は一流の人にはふさわしくない気がします。

 

 

必要以上に予定を入れ、過度の制約はつくるべきではありませんが、このように先に遊びや休みの予定を入れることはワークとライフの両面に良い影響を与えると僕は信じています。

 

 

僕自身ワークとライフはあまり分けて考える方ではありませんが、それでも休日は大好きですし、ダラダラ仕事をしているくらいならしっかり遊びの予定を入れればいいと思います。

 

 

仕事を楽しんでいる人こそ、上手に仕事以外の時間を楽しんでおられます。

時に完全に頭を仕事から切り離すことで、仕事上のヒントを得たというのもよく聞く話です。

 

 

仕事から離れれば必ずしも、仕事上のヒントを得られるわけではありませんが、毎日同じように仕事をしていれば、少しずつ客観性は失われていきます。

 

 

仕事から離れることで見える景色があるというのも事実なのです。