フロー状態という言葉自体、どこかで聞いたことはあるでしょうか?

 

 

スポーツに詳しい方なら聞いたことがあるかもしれません。フロー状態とは、深い楽しさを伴うほぼ催眠にも近い我を忘れた没頭状態で、別の言い方ではゾーンと言われる場合もあります。

 

 

フロー状態やゾーンという言葉を使うと難しく聞こえるかもしれませんが、あなたも子供の頃、遊びやスポーツに夢中になって我に返ると日が暮れかけていたというような経験はあるでしょう。

 

 

これがまさにフロー状態です。

 

 

楽しさのあまり、その対象に没入して、時間感覚を失ってしまうのがフロー状態の特徴で、あなたを包む時間と空間を今の時間と空間から切り離したような特別な状態です。

 

 

プロスポーツの世界などでは、ひとたびフロー状態に入ってしまうと、極限の集中力が極限の技術を呼び起こして化学反応を起こし、通常では考えられない、神がかり的なパフォーマンスが得られることがあります。

 

 

昔、プロ野球選手の川上哲治が絶好調時に「ボールが止まって見える」と言ったセリフは大変有名ですが、これは典型的なフロー状態と言えるでしょう。

 

 

このように「フロー状態」はスポーツの世界でよく聞かれますが、これは特にスポーツに限ったことではありません。

 

 

勉強でも仕事でも起こりうるものです。

心理学者のミハイ・チクセントハイミが提唱した内容を僕なりに要約すると

 

 

1      目標を明確にして

2 あなたが好きなことで、

3 現在の能力より少し高いレベルのこと

 

 

を集中して取り組めばフロー状態を起こしやすくなります。

 

 

人に何か指示をされて動くような外発的な動機ではなく、その対象に取り組むこと自体に喜びを見出だせる内発的な動機を出発点とすることが前提となります。

 

 

フロー状態に入れるかどうかは、報酬を期待して行動するのではなく、行動そのものが報酬になりうるかどうかなのです。

フロー状態のように静かに魂が興奮しているような時間を人生の中で多く持つことができれば極めて幸福度の高い人生になることは間違いありません。

  

  

楽しさや喜びのあまり我を忘れて没頭しているのですから、まさにあなたがあなたの人生を生きている瞬間と言えるでしょう。

 

 

特に人生の大半を使う、仕事の中に見出すことができればこれ以上人生が充実することはありません。

 

 

また、人生が充実するだけでなく、結果として仕事の中ですごい成果を生むことになるでしょう。

誰しも会社に入ったばかりの頃は、周囲のあなたを見る目は「Aという会社の中にいるあなた」でしかありません。

 

 

しかし、仕事の中で頻繁にフロー状態を見出すことが出来るようになれば、仕事の完成度は対外的な満足度からあなた自身の満足度に移り誰も気にかけることがない細部に至るまでこだわるようになります。

 

 

結果、あなた自身にしか提供できない付加価値を仕事を通して提供できるようになり、対外的なアピールをしなくても自然と「あなたがいるAという会社」というように周囲の見る目は変わります。

 

まさに自分ブランドが確立されるわけです。

 

 

あなたの働く理由がお金のためだけでなく、あなた自身の喜びになったとき、フロー状態は訪れます。

 

 

フロー状態を求める生き方は、あなたがあなた自身のミッションと幸福を追求する生き方とも言えるでしょう。