世の中には時間にルーズな人間が存在します。

しかも少なくない割合で存在します。

 

 

たとえあなたが工夫に工夫を重ねて時間をつくりだしたとしても、時間にルーズな人間との付き合いがあるとその時間も瞬く間に、無為に使い果たされてしまいます。

 

 

時間をお金に例えるなら、こつこつ貯めたお金を平然とした顔で財布から無理やり掴みとられ、眼の前で溝に捨てられているようなものです。

 

 

僕自身、ビジネスの場でもプライベートの場でも時間にルーズな人間に接してきましたが、基本的に時間にルーズな人間への有効な対処法はありません。

関わり続ける限り、なすがままに時間は奪われ続けます。

 

こればかりは自分自身の努力ではどうにもならないのです。

 

 

対処法があるとするなら、その人間との付き合いを完全に断つということぐらいです。

 

 

時間にルーズな人間にも幾つかの種類があり、はなから約束時間にルーズな人間は言語道断ですが、注意が必要なのは連絡さえすれば遅れても構わないと思っているようなタイプです。

 

 

このタイプで問題なのは、事前に連絡しているという意識があるため時間に遅れたことに対する罪の意識が極めて低く、いい訳をするばかりで殆ど反省がないところにあります。

 

 

当然、罪の意識がない以上、自分自身が時間にルーズだという意識もなく、何度も遅刻を繰り返します。

 

 

常識はあるけれどマナーが悪いというタイプで非常に始末が悪いのです。

事前に連絡があるため、最初のうちその人間が時間にルーズであることに気づきにくいですが、このタイプは大抵、頻繁に遅刻するのでその無為に食い潰される累積時間も相当なものに膨れ上がります。

 

 

気付かないうちに人から時間を奪うのですから、まさに時間泥棒です。

 

 

時間に遅れたとき多くの人は、遅刻の原因をいつもは起こらない突発的な事象が起こったことに求めますが、突発的な事象ならやむを得ないとして謝罪や言い訳をして終わりにするのではなく、なぜ、突発的な事象が起きてしまうのかという原因を突き詰めて考えていかないと、状況は改善されません。

 

 

そういう人間ほど、原因はスケジュールの組み方が悪い、他人の時間を尊重できない、など別のもっと根本的なところにある場合があります。

 

 

そもそもなぜ時間を守れないのでしょうか?

約束の時間を守れないというのは、時間に対して価値を感じていないということではないでしょうか。

 

 

自分の時間を大切にできない人間が、他人の時間を大切にできるはずもありません。

時間とは命の資源を意味します。

 

 

その命の資源は極めて限定的で、どう頑張っても1日を24時間以上に増やすこともできませんし、1週間を7日以上にすることもできません。

しかも、過ぎた時間は返ってきません。

 

 

時間を守るということは自分や他人の人生を大切にするということでもあります。

 

 

仕事のように、たとえ自分にとって価値のあることであっても、他人の時間を無断で使っていいということにはなりません。

 

 

自分の時間をどう使うかは、その人の責任ですが、他人の時間、他人の人生を無断で使う権利などどこにもないのです。