同じような仕事をしている人の中で、

 

 

かたや時間に余裕を持ちながら成果を出す人がいる一方で、

常に「忙しい」を口癖にして大量の時間を費やしているにもかかわらず、成果をだせない人がいます。

 

 

しかも、後者の人は客観的に仕事量をみると他の人と同等か、それよりも負担が軽いことが少なくありません。

 

 

何故、このようなことが起こるのでしょうか?

 

 

僕なりにその差を考えてみたのですが、その差はつきつめると、

 

 

一つ目は「時間についてしっかり考えていない」こと

二つ目は「目的をしっかり認識できていない」ことだと僕は思います。

 

 

まず、一つ目、時間についてですが、「時間についてしっかり考えていない」というのは、

時間という資産が有限なものとして、真剣に把握できていない状態です。

 

 

有限という認識がないため、限られた時間の中でベストを尽くすという発想がなくデッドラインを設けることもなく行動してしまうのです。

 

 

常に時間がない人、いわゆる「常に忙しい人」はデッドラインを可変なものとして取扱って目の前の仕事を積み重ねてしまいますが、時間に余裕を持ちながら成果を出せる人はデッドラインを変更不能なものとして扱いその手順を変数として扱うのです。

 

 

デッドラインの存在を認識できてこそ、ようやく効率化という発想が生まれるのですし、単なるテクニックに終わらない効率化を追求するからこそ、いい結果がでるのです。

 

 

仕事の質を高めることは崇高な行為であり、追い求めている間はナルシズムにも似た充実感を伴いますが、ビジネスに関して、デッドラインのない大量時間の消費を前提とした完全主義は自己満足に過ぎません。

 

 

そこで、設けられたデッドラインまでに、満足のいく成果を生み出すには、二つ目の「目的をしっかり認識する」ことが必要になります。

 

 

時間効率は、最終的にどうなりたいのかという「目的の明確さ」に比例するため、仕事を通して自分がどうなりたいのか、どうしたいのか。

 

 

その目的をしっかり考え、次にその目的を達成するために何が必要かその戦略を考え、そして、その戦略に沿った行動をすることです。

 

 

物事の全体像を把握したうえで、結果から物事を考え、行動に落とすことが必要になります。

 

 

「常に時間に余裕のある人」はこのように、「目的」→「戦略」→「行動」に統一性があり、効果が最大化するポイントにエネルギーを集中し、目の前にある仕事にむやみやたらと手を出してはいないのです。

 

 

反対に「常に忙しい人」は目的や戦略を理解しないまま行動に走ってしまう傾向があります。

細部にだけこだわり、物事の根本的な性質に迫れていないため成果につながらない無駄な作業がとても多くなってしまうのです。

 

 

この種の人は、何か新しいことをしようとしても手元に時間がないのですから、成果がでないのを時間のせいにしますが、目的さえしっかりつかんでいれば時間が足りなくなることも少なくなりますし、たとえ時間が足りなくても、他の選択肢を生み出すことができる筈です。

 

 

目的を意識せず目の前にきた仕事を盲目的にこなしていると、仕事をしている気分くらいなら味わうことはできますが、実は何の価値も生み出していませんし、前にも進んでいません。

 

 

その場で汗をかきながら足踏みだけしているようなもので、体力を消費するものの目的の達成には何も貢献していないのです。

 

 

優秀な上司がいて、付加価値の創造はその上司が行い、作業だけを受け持っているなら、何も考えず言われたことのみ、目の前にある仕事のみ集中しておけば構いませんが、自ら価値を生み出す場合、そういうわけにはいきません。

 

 

しっかりとした目的と戦略もなしに目の前にある仕事にむやみに手をだしてしまっては、ただ時間を浪費させるだけでなく、生き方の整理すらもつかなくさせてしまいます。

 

 

目的や戦略を持たないまま、たとえ一時的にいい結果を得られたとしても、それは偶然以外の何物でもありません。

地図も持たずに森へ入ったけれど、偶然目的地につけたようなものです。

 

 

まずはしっかりと仕事や人生の計画をすることです。

「計画することを失敗すれば、失敗を計画するのと同じである」という言葉を聞いたことがありますが、そもそも目的がなければ計画すらすることもできません。

 

 

確固たる目的を持つことが出来れば限られた時間で成果もだしやすくなりますし、それ以上にあなたに大きな生きがいをもたらしてくれることでしょう。